(ik004-001)

【 ゆんさん(女性・30代)の場合】

今年4月に育休明けで現場復帰した共済獣医師です。1歳半の子供が1人います。

愚痴らせてください。

復帰の時に育児との両立のために時短勤務にしたいと思い、手続き的にはできましたが、実際の現場では診療時間が押してしまったり、診療は終わったとしても、事務仕事がたまってしまい、帰れない日々が続いています。

育休、時短ともに、獣医師では初です。

 

また休日勤務も復帰前に思っていた以上に入ることになり、旦那さんが子供の面倒は見てくれるのですが、子供がやっぱりお母さんの方が良いと駄々をこねたりするため、旦那も機嫌が悪くなったりします。また旦那が家事も一緒にこなせるわけもなく、家事もたまってしまい、ストレスです。

職場に休日勤務を減らしてもらうか、旦那に家事までしてほしいと言うか、どちらも言いづらくて、という状態です。

もっと単純に育児を楽しみたい!!(2019-09-15)


(ik004-002)

【 青空さん(女性・40代)の場合】

 ユンさん、すごく共感します。ウチも夫婦とも共済の獣医師カップルですが、同じようにフルタイムで働いてるのに、夕方から翌朝にかけての動きは全く違います。

 夫はカルテの処理まで終わらせて帰宅出来ますが、私は子供の習い事の送迎、買い物、食事の支度、片付け、洗濯、翌日用のご飯のタイマーセットまで終わらせてからしか仕事の残りが出来ません。事務所のすごく近所に住んでるので、子供が寝てから、再度事務所に行ってカルテ処理や仕事のものの洗濯や注射の片付け準備をしてます。

 夫は帰宅後、まず風呂に入れますが、私はまずお腹を空かせた子供のことが優先で、食事の支度です。私だって昼間汗まみれで働いていて、まずはシャワーしたいです。

 一個一個は他人が聞けばどうでもいいことでしょうが、家事は妻がやるべきで、自分は補助的に言われたことだけを手伝えばいいという夫の態度にはうんざりしますが、子供の父親なので耐えるしかないと思っています。でもたまに、訳もなく涙が出てくることがあります。

 

 会社は専業主婦の嫁を持つ男性が考えた仕組みでしか、うまく馴染めないのかなあ、と思う時があります。保育園の迎えは6時まで、とかわかってるのかな。診療所は5時まで通常診療受付、それ以降は夜間診療に連絡がいくシステムですけど、だいたい、5時直前に入ったら、その診療に行かなくちゃいけなくなったら、事務や片付けは当然時間外だし、子供の送迎にさし障るし、その後の生活がドンドン差し触ってきて困ります。

 受付を銀行と同じくらいまでにしてほしいです。

 

 ユンさんは、うちより子供が小さいし大変な頃ですね。2歳児さんって、赤ちゃんとも違って、お父さんと2人きりだと、お互いに子どもみたいなものだから、一日中2人きりだと大変になること必至でしょう。帰宅後のユンさんの精神的負担は相当なものだろうとお察しします。休日は土曜日限定で当番に入られて、保育園を活用されてはいかがでしょうか。私は保育園の先生にすごく助けてもらいました。

 

 それから上司や身近な人に息苦しさを分かってもらえるように胸のうちを出せるといいですね。私たちが苦しいことを分かってもらって職場を変えていかないと、苦しいの連鎖が続いちゃいますものね。

共済の診療所、、もっと私たちに優しくなってー。(2019-09-18)



(ik004-003)

【 ウララさん(女性・30代)の場合】

 子ども抱えて働くのって、ほんとに大変ですよね。ゆんさんも青空さんもお疲れ様です。

 私も、3歳1歳の息子を持ち、この4月から時短勤務で復帰しました。長男の通う園が18時までの預かりしかないため、時短でないと働けないのと、フルタイムで復帰したとしても、周りがサービス残業をしている中で、自分だけ定時ダッシュするのが申し訳なくての決断でした。

 幸い、上司に理解があり、なるべく残業にならない診療配分にしてもらっているので、勤務時間を大きく超えることはないです。土日の当番も、上司と話し合い、土曜日だけ入ることにしてもらいました。でも、周りに気を使われていることが申し訳ないのと、後輩がバリバリ働いているのを見ると、私ももっと働きたいのに!働けるのに!という気持ちで、もんもんとしていました。その時に、上司や同僚に言われたのが、「今、焦って働いては続けられなくなるからダメ」「しんどいと思ったら、それを周りに伝えてほしい」「仕事が終わらないって思ったら、替わってって勇気をもって言ってくれ」でした。復帰するのに嬉し涙出そうな環境ですよね‥

 私も青空さんと同じく、できれば声に出してほしいと思います。今、ゆんさんがそれで自分だけ頑張りすぎてしまうと、負担をゆんさんだけが背負うことになり、職場環境は改善されません。これから産休育休を取っていく後輩たちも同じ思いをして、もしかしたらつらくて辞めちゃうかもしれない‥。言いにくいかもしれませんが、しんどいことが伝われば、来年の人員確保にもつながるかもです。そして、「保育園から、時短勤務の人はもっと早く迎えに来るように言われました~~延滞料金かかるんです~~」と、しれっと嘘つくのもアリと思います(笑)

 そして夫たちよ!!不機嫌になってるんじゃねぇぞ!!お前の子どもだよ!!私らは育児しながら家事こなしてんだよ!と叫びたいところです。なんで男の人ってのは、一つのことしかできないし、言われなきゃわからないし、令和の時代になってもまだ家事育児に当事者意識がないのでしょうね。個人だけでなく、会社の雰囲気まで。でも、ちょっと視点を変えてみると、男親がこれだけかわいい盛りの子どもと濃密に関われるのは、お母さんが働いているおかげですよね。専業主婦家庭だと、ここまでお父さんとの関わりはなく成長すると思いませんか。

 私は復帰の際に、一日の家事育児を全部表に書き出して壁に貼り、夫に分担させる家事を明確にしました。「これだけ夫が分担しているつもりでも、妻のほうが家事負担は大きい」という一言も書いて。ゆんさんの日直の日の家事も、夫でもできそうなことはやってもらっていいと思います。それも、今ゆんさんがしんどいということを伝えられるといいですね。

 子育てしながら働くのは大変です。誰かの支えがないと続けられません。子育てから手が離れた時に、支える側になれればきっとチャラです。がんばりましょうね!(2019-09-25)



(この投稿に対するみなさまのご意見もお待ちしています。)