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【 コーデリア さん(女性・40代)の場合】
 出身県ではなく、頼る身寄りのない土地でのはじめての出産と育児。仕事に復帰するときには、次の子供がお腹にいました。上の子供は、保育園で次々と病気をもらい、自分もつわりで苦しい中、診療所の上司に泣きながらすみませんすみませんと年休をもらう日々でした。そんな時、当時の上司は大きな懐で私の体調を気遣ってくれました。職場の環境や上司は選べないもので、私はラッキーだったのだと思います。

 また、復帰前に自分が錆びたメス刀のように感じて、価値のない獣医師になってしまったと思っていました。そんな時、牛の帝王切開を一人で、せざるをえない状況になりました。でも、ちゃんと処置をして帰ることができたことを報告すると、その上司は「自転車と一緒だよ。当分、自転車に乗らなくても、乗ってみたら体が覚えているものでしょ?」と。できるようになった技術はそんなに簡単には自分から離れていかないものだと感じた瞬間でした。

 今、育児のことや育休からの復帰で悩みを抱えている仲間はいませんか?

 一人で抱えこまないでね。

 共感してくれる仲間は全国にたくさんいると思うよ。(2016-11-13)


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【しろぞろ さん(女性・40代)の場合】
 私も、理解のある上司と職場環境に恵まれて、子どもを育てられたと思います。
 そしてありがたいことに、農家さんにも、我が子をかわいがっていただいています。
 (今だから言えるけど…)子どもが小学校低学年の頃、休日当番なのだけど、どうしても子どもの面倒をみてくれる人がいなくて、困り果てて、年齢が近いお子さんがいらっしゃる 農家さんに電話したら、「全然いいよ~、○○も遊び相手ができて喜ぶわ~」って、快く引き受けてくださったことがあります。(感動の涙!) その後も、私の休日に親子で牧場に遊びに行ったりして、親しくさせていただいてます。
 育児も介護も、同じ根っこを持った社会の問題だと思います。核家族化が進み、身内で面倒がみられない場合が、多くありますよね。就職で、ふるさとを離れて暮らしていらっしゃる方は、なおさら困っていると思います。
 自分が助けてもらっている分、私も何かの形で恩返しができるように、この地域でできることを、少しずつやっていきたいと思う最近です。(2016-11-18)



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【ジュリア さん(女性・50代)の場合】
 コーデリアさん、しろぞろさんに同感です。育児の悩み真っ最中の時は、周りが見えにくいかもしれないけど、1人で抱え込まないで欲しいなぁ。
 私の世代は育児休暇もなかったので、生後たった2カ月の子供を託児所に預け仕事に復帰しました。何もわからないただ眠っているだけの子供を初めて預け、出勤した日のことは今も忘れられません。でも、私の場合、夫、自分の両親、夫の両親が身近でサポートしてくれて本当に助けられました。保育所や幼稚園の先生方にも時間外までお世話になりました。そうやって、人まかせな育児でしたが、今では子供達はわたしの一番の理解者であり、サポーターになりましたよ。意外と過ぎてみればなんとかなりました。
 私もこれからは子供達や夫のサポートをしつつ、若い世代の方々の応援をしていきたいです(*^^*)
 みんなで元気出してがんばりましょう!(2016-11-22)



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