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【 コーデリア さん(女性・40代)の場合】
 先日、メンタルヘルスの4つのケア(セルフケア、ラインケア、産業医等によるケア、専門医によるケア)のうち、ラインケア(管理監督者が行うケア)について、研修を受けました。
 皆さんの上司は、次の10項目のうち、何個を実行されていますか?

 

①毎朝、部下に声をかけているか?(上司にとって苦手と感じる人にも)
②部下からの提案は、何でもまず聞いていますか?(「。」がつくまで。途中で遮らない)
③部下の日常の行動の変化に気付くほうですか?(いつもと違うにいち早く気づけるか)
④部下とのコミュニケーションを良くするために、何か工夫や努力をしていますか?(時には雑談でもしているか)
⑤部下に対する自分の発言をチェックしていますか?(ハラスメントではないのか? 信頼関係はあるのか)
⑥部下の相談には時間を割いて応じていますか?(すぐに無理ならば日時を付けて約束をする)
⑦部下の仕事以外の面を知っていますか?(結婚、出産、介護・・・ストレスになることを抱えていないか)
⑧職場の雰囲気に気を配っていますか?(上司自らが、職場の人的環境である)
⑨部下をほめますか?(ほめるべきポイントを見ているか)
⑩職場環境の改善に積極的ですか?

 

 職場の管理監督者(管理職)は、「気づいて」「聴いて」(産業医や専門医に)「繋ぐ」ことが重要なラインケアのあらましのようです。この時の「聴いて」とは、きこうとする努力、心を込めて、ききもらすまいと相手の言葉の意味を知ろうと熱心に積極的に耳を傾けること。だそうで、「聞いて」とは違うそうです。


 全国的に事業所は職員のストレスチェックをすることが義務化されたおかげで、1年に1回は自分のメンタルヘルスに向き合う機会が増えたのではないかと思います。が、そのストレスの元凶が職場の人間関係、特に上司であった場合は本当につらいですよね。職場の人数が少なかったり、閉鎖的な環境で働かざるをえず我慢しておられる方もいらっしゃることでしょう。
 このような研修を、身を正すべき立場の人がどんどん受けられて、気付いてくれるといいと思いました。(2017-02-02)


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